特許発泡体を用いた印材およびその製造方法 株式会社イノアックコーポレーション

【発行国】日本国特許庁(JP)
【公報種別】公開特許公報(A)
【公開番号】特開2002−326437(P2002−326437A)
【公開日】平成14年11月12日(2002.11.12)
【発明の名称】発泡体を用いた印材およびその製造方法
【国際特許分類第7版】
B41K  1/50                 
// C08J  9/26    CER          
CEZ          
C08L101:00                 
【FI】
B41K  1/50        B        
C08J  9/26    CER          
CEZ          
C08L101:00                 
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【全頁数】8
【出願番号】特願2001−134702(P2001−134702)
【出願日】平成13年5月1日(2001.5.1)
【出願人】
【識別番号】000119232
【氏名又は名称】株式会社イノアックコーポレーション
【出願人】
【識別番号】000127307
【氏名又は名称】株式会社イノアック技術研究所
【発明者】
【氏名】西村 浩之
【代理人】
【識別番号】100076048
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 喜幾
【テーマコード(参考)】
4F074
【Fターム(参考)】
4F074 AA18 AA20 AA21 AA24 AA57 AA65 AA71 AA74 BA72 BA84 BA95 CB03 CB14 CB16 CB17 CB18 CC46Z CE01 CE98 DA59 
【要約】
【課題】  抽出法により得られる発泡体を用いて印材を作製する際に、使用する気泡形成材等の粒子寸法を、最終的に得られる印材が達成すべき解像度およびインクの滲出速度等により決定することで、良好な細部転写性および連続捺印性等を達成し得る印材と、該印材の製造方法とを提供する。
【解決手段】  少なくとも1種類の熱可塑性樹脂12と、その粒子寸法が分級により所定範囲に設定され、該熱可塑性樹脂12の熱溶融温度で熱的に安定で形状を維持し得る粒状体からなる水溶解性気泡形成材と、その粒子寸法が分級により該水溶性気泡形成材の粒子寸法と略同じ範囲に設定され、滑材として作用する同じく粒状体からなる水溶解性高分子化合物との加熱混合による成形体から、前記水溶解性の気泡形成材および高分子化合物を水で抽出除去することで、前記粒子寸法の範囲の気泡16を形成して印材とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】  少なくとも1種類の熱可塑性樹脂と、その粒子寸法が分級により所定範囲に設定され、該熱可塑性樹脂の熱溶融温度で熱的に安定で形状を維持し得る粒状体からなる水溶解性気泡形成材と、その粒子寸法が分級により該水溶性気泡形成材の粒子寸法と略同じ範囲に設定され、滑材として作用する同じく粒状体からなる水溶解性高分子化合物との加熱混合による成形体から、前記水溶解性の気泡形成材および高分子化合物を水で抽出除去することで、3次元連通気泡構造になっており、前記粒子寸法の範囲は水溶解性物質の抽出除去率、得られる印材の連通率および強度を向上させ得る値に設定されていることを特徴とする印材。
【請求項2】  前記水溶解性の気泡形成材および高分子化合物における粒子寸法の上限は、得られる印材に要求される解像度に依存する請求項1記載の印材。
【請求項3】  前記水溶解性の気泡形成材および高分子化合物における粒子寸法の下限は、得られる印材に使用されるインクの性状に依存する請求項1または2記載の印材。
【請求項4】  前記水溶解性気泡形成材は、無機物である請求項1〜3の何れかに記載の印材。
【請求項5】  前記水溶解性気泡形成材は、トリメチロールエタンである請求項1〜3の何れかに記載の印材。
【請求項6】  前記水溶解性高分子化合物は、ポリエチレングリコールである請求項1〜5の何れかに記載の印材。
【請求項7】  少なくとも1種類の熱可塑性樹脂と、その粒子寸法が分級により所定範囲に設定され、該熱可塑性樹脂の熱溶融温度で熱的に安定で形状を維持し得る粒状体からなる水溶解性気泡形成材と、滑材として作用する水溶解性高分子化合物との加熱混合による成形体から、前記水溶解性の気泡形成材および高分子化合物を水で抽出除去することで、3次元連通気泡構造になっており、前記粒子寸法の範囲は水溶解性気泡形成材の抽出除去率、得られる印材の連通率および強度を向上させ得る値に設定されていることを特徴とする印材。
【請求項8】  前記水溶解性気泡形成材における粒子寸法の上限は、得られる印材に要求される解像度に依存する請求項7記載の印材。
【請求項9】  前記水溶解性気泡形成材における粒子寸法の下限は、得られる印材に使用されるインクの性状に依存する請求項7または8記載の印材。
【請求項10】  前記水溶解性気泡形成材は、無機物である請求項7〜9の何れかに記載の印材。
【請求項11】  前記水溶解性気泡形成材は、トリメチロールエタンである請求項7〜9の何れかに記載の印材。
【請求項12】  前記水溶解性高分子化合物は、ポリエチレングリコールである請求項7〜11の何れかに記載の印材。
【請求項13】  少なくとも1種類の熱可塑性樹脂と、その粒子寸法が分級により所定範囲に設定され、該熱可塑性樹脂の熱溶融温度で熱的に安定で形状を維持し得る粒状体からなる水溶解性気泡形成材と、その粒子寸法が分級により該水溶性気泡形成材の粒子寸法と略同じ範囲に設定され、滑材として作用する同じく粒状体からなる水溶解性高分子化合物とを加熱状態下で混合し、得られた混合物を所定形状に成形した後、この成形体を水に接触させて前記水溶解性の気泡形成材および高分子化合物を抽出除去することで3次元連通気泡構造をなし、かつ水溶解性物質の抽出除去率、得られる印材の連通率および強度の向上が図られた印材を製造するようにしたことを特徴とする印材の製造方法。
【請求項14】  前記水溶解性の気泡形成材および高分子化合物の分級径が40μm以上の場合は篩い分級が、40μm未満の場合はエアー分級が夫々使用される請求項13記載の印材の製造方法。
【請求項15】  前記分級は、エアー分級によって行なわれる請求項13記載の印材の製造方法。
【請求項16】  前記水溶解性の気泡形成材および高分子化合物の抽出除去に使用される水の温度は、15〜60℃である請求項13〜15の何れかに記載の印材の製造方法。
【請求項17】  少なくとも1種類の熱可塑性樹脂と、その粒子寸法が分級により所定範囲に設定され、該熱可塑性樹脂の熱溶融温度で熱的に安定で形状を維持し得る粒状体からなる水溶解性気泡形成材と、滑材として作用する水溶解性高分子化合物とを加熱状態下で混合し、得られた混合物を所定形状に成形した後、この成形体を水に接触させて前記水溶解性の気泡形成材および高分子化合物を抽出除去することで3次元連通気泡構造をなし、かつ水溶解性気泡形成材の抽出除去率、得られる印材の連通率および強度の向上が図られた印材を製造するようにしたことを特徴とする印材の製造方法。
【請求項18】  前記水溶解性気泡形成材の分級径が40μm以上の場合は篩い分級が、40μm未満の場合はエアー分級が夫々使用される請求項17記載の印材の製造方法。
【請求項19】  前記分級は、エアー分級によって行なわれる請求項17記載の印材の製造方法。
【請求項20】  前記水溶解性の気泡形成材および高分子化合物の抽出除去に使用される水の温度は、15〜60℃である請求項17〜19の何れかに記載の印材の製造方法。
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